普段はSuicaなどの交通系ICを使って在来線に乗っている。初めての新幹線旅行だけど、切符は、どこで買えるのか?、何日前から買えるのか?、出発の何分前まで買えるのか?切符の購入方法について、初心者必見!いまさらな聞けないことをまとめてみました。
- 新幹線切符はいつからいつまで購入できるのか
- 新幹線切符はどこで買える?
- 切符の予約内容を変更したい
- 切符の払戻しをしたい時はどうする?
新幹線きっぷの買い方の基本的な流れ
新幹線に乗る基本的な流れは下記の通りになります。
旅行日程を決定し、出発駅と到着駅、新幹線で出発したい時間、到着したい時間を決めておきましょう。往復割引が適応になる場合があるんので、帰りの分も決めておきましょう早めに予定を立てると、早割等の割引を利用できる場合があります。
自由席と指定席から選びます。指定席は事前に座席を確保できますが、自由席は車両に空席があれば自由に座ることができます。
なお小学生未満でも、指定席を取る場合は、乗車券、指定席特急券の料金が必要になります。
STEP1・2で決めた条件を元にスマホやPCなどのオンラインでの購入か、駅窓口・自動販売機で購入することになります
オンライン:JRの各社の公式サイトやアプリ(例:「えきねっと」)を利用します。必要な情報(出発日、出発地、到着地、席種等)を入力し、支払いを行います。
駅の窓口:JRのみどりの窓口やチケット自動販売機で購入します。操作方法は機械により異なりますが、基本的には指示に従って操作します。窓口で購入する場合、乗換え検索で調べた行路を印刷して持っていくとスムーズに手続きが進みます。
新幹線改札口の自動改札機できっぷを通し、指定された座席に着席します。自由席を選んだ場合、空いている席に自由に座ります。
目的地に到着したら、新幹線から降ります。一部の駅では、出口できっぷを再度提示する必要があります。
何日前から切符は買えるのか?、新幹線に乗る必要なきっぷはどれか?、きっぷの購入手段は何があるのか、について次の項目から説明していきます。
切符はいつからいつまで買えるのか
事前購入できる切符は乗車日の何日前という決まりがJRグループで共通の切符発売日が決まっています。
1.切符は出発の1ヵ月前から購入可能
指定券(特急券・グリーン券、寝台券)は、乗車する列車が、始発駅を発車する日の1カ月前(前月の同じ日)の10時から購入することができます。
乗車券は、指定席券と一緒に購入する場合、特急券と同じく1カ月前から購入が可能です。
自由席特急券の場合、有効期限は購入した日の1日限りなので、乗車券を含めて旅行日の当日購入となります。
2.指定席券の購入は、出発の6分前まで
紙のキップは6分前まで、みどりの窓口や自動券売機で購入が可能です。
チケットレスのeチケットは4分前まで、スマホやパソコンで申込可能です。
なお、自由席券は、乗車時間の指定はないのでいつでも購入可能。
新幹線に乗るのに必要なきっぷ
新幹線に乗るには片道当たり、下記の切符が必要です。
新幹線の乗車に必要なきっぷ
- 特急券(指定席か自由席)
- 乗車券
片道当たり計2枚が必要(特急券と乗車券が合わせた1枚切符もあります)。購入するには駅で直接買うか、インターネットや、旅行代理店で購入することができます。
切符を購入する手段まとめ
切符を購入する方法は、駅にあるみどりの窓口や自動改札機の他、インターネットの事前予約や旅行代理店を通して切符を購入するなど様々な方法があります。
新幹線切符を購入できる場所
- みどりの窓口
- 自動券売機
- スマホ・パソコン
- 新幹線車内
- 旅行代理店
1.みどりの窓口
初めて新幹線に乗る方や、長距離旅行に慣れていない方は、みどりの窓口に行くのがおすすめ。駅にある、みどりの窓口は、乗りたい列車や乗降駅、その他の希望条件を伝えると条件に合った切符を発行。
窓口で伝える内容
- 乗りたい列車
- 人数
- 乗降駅
- ベビーカー、車いす
- 窓側なのか、通路側なのか etc…
このような条件を口頭で伝えるだけで、みどりの窓口の駅員さんが条件に合った切符を選んでくれます。
また、学生割引や障がい者割引などの証明書が必要な割引はみどりの窓口で発行する必要があります。
しかし、みどりの窓口をJR各社は年々、数を減らしています。その代替として、インターネットやスマホアプリによる事前予約、eチケットなど、チケットレスサービスのJR各社で展開しています。
また、みどりの窓口は、ゴールデンウィーク、年末年始などの長期休暇や、新幹線運休などが起きると、問い合わせや、払い戻し、時間変更などのお客さんで混雑しやすいです。
2.自動券売機
自動券売機は、乗車する列車と席を選んで発行する機械。自動券売機で出来ることは”みどりの窓口”と一緒で、切符の発券、払い戻し、乗車時間や席の変更などできます。
駅のみどりの窓口は減少傾向ですが、自動券売機は数多く設置してあります。みどりの窓口が設けられていない駅でも、自動券売機の設置のみの駅としている場合もあります。
自動券売機の設置場所は、みどりの窓口や改札付近にあります。自動券売機の台数も多く設置しているせいか、みどりの窓口に比べると、購入待ちは並ばない傾向にあります。
みどりの窓口は、指定席の場所等の細かい条件は窓口の駅員さんにお任せな面が多いですが、自動券売機は、指定席表の空き状況を自分で確認したり、発車時刻前後の列車の込み具合も確認したりなど
自分の言葉では伝えにくいところも、自身で確認して購入することができます。
往復割引などは、自動券売機が自動で支払額に適応してくれますが、どのように買えばお得になるかは、購入者自身が切符のルールを理解して条件に合った切符を選んで購入する必要があります。
自動券売機には、窓口と同じく切符の購入だけでなく、乗る列車の変更する機能も備わっています。(乗車変更は1回限り(窓口も同じ))
学生割引や障がい者割引などの証明書が必要な割引は、自動券売機で対応できません。みどりの窓口で証明書を提示して発行する必要があります。
3.スマホ・パソコン
JR各社では、紙の切符が発行不要なチケットレスサービスを行っています。切符を受け取ることなく、事前に登録した交通系ICカードやモバイルSuicaなどを自動改札機にタッチするだけで通過できる。
みどりの窓口や、自動券売機に並ぶ必要がないので、待ち時間なしで、旅行を楽しむことができます。
各JRのインターネット切符購入
JR東日本 えきねっと
JR東日本では、関東甲信越や東北、JR北海道を走る新幹線や特急列車のきっぷ購入のためのネット予約サービスとして「えきネット」を展開しています。特徴として、えきねっと限定の割引きっぷ「えきねっとトクだ値」や20日前までの申込みで半額になる「お先にトクだ値スペシャル」商品も販売されています。また、購入金額に応じてJREポイントが付与され、切符やSuicaチャージの他、JR東日本グループの店舗等でポイントを使えるのでとってもお得です。
また、Suicaなどの交通系ICで新幹線改札を通過できるチェットレスサービス「eチケット」も実施しています。そのため窓口や券売機での、きっぷ発行が不要なので旅行当日は待ち時間なしで旅行することができます。
JR東日本・JR北海道エリア
JR東海 ネット予約 スマートEX・EX予約
JR東海は、東海道・山陽新幹線(東京~博多間)に2つのネット予約サービスを展開しています。スマートEX・EX予約があり、スマートEXは、年会費無料で、駅窓口での発売額とほぼ同じ価格ですが、特急乗車券の事前予約やSuicaなどの交通系ICを使って新幹線改札を通過するチケットレス乗車が可能となっています。またJR東日本と同様にEX早特21など、早めのチケット購入で安くなる商品が販売されています。
EX予約は、年会費1100円かかりますが、特急乗車券の事前予約はもちろんのこと、新幹線切符が会員価格と早割、グリーンプログラム(ポイントがたまると普通席料金でグリーン席にのれる特典)など会員限定の特典を受けることができます。またEX予約専用カードでチケットレスで新幹線に乗車することができます。
年数回、東海道・山陽新幹線に乗る場合はEX予約の会員の方がお得です。
東海道・山陽新幹線(東京~博多間)
JR西日本 e5489
JR西日本でも、列車や区間、利用期間を限定したトクトクきっぷを設定しています。また、JR東日本・東海と同じように早割も設定されています。
新幹線チケットレスサービスは、在来線や新幹線で展開しています。しかし新幹線については北陸新幹線のみとなってお。、山陽新幹線ちついてはJR東海で行っているスマートEX・EX予約で申し込むことができます。
紙の切符であれば、山陽・九州・北陸新幹線の切符でもe5489にて事前予約することができます。また受け取りは、券売機やみどりの窓口にて受け取ることができます。
JR西日本区間の在来線や北陸新幹線
JR九州インターネット列車予約
九州・山陽新幹線を中心にJR九州・JR西日本の特急列車のきっぷをインターネットで予約できます。購入金額に応じてJRキューポというJR九州グループの販売店や加盟店で使用できるポイントを貯めることができます。
JRキューポをためるなら!
4.新幹線車内
今は自動改札機の設置が進んでいるのであまりないですが、切符を購入せずに乗った場合や、購入した区間より先に行くときなどの差額支払いなど、新幹線に乗っている乗務員に対応してもらえます。
しかし、乗務員さんが自席まで回ってくるまでの時間、購入するまでの時間を要するので注意が必要です。
また、指定席が空いているか、乗ってみないとわからなく、満席の場合立席で乗ることになります。
不安点が多くあるので、多用はお勧めできません。急いでるときなど、来た新幹線に飛び乗らなければならないときなど、どうしても・・・というときに活用してみてください。
5.旅行代理店
宿泊込みの旅行であれば、旅行会社で販売しているJR+宿泊のセットプランが価格的にお得でおすすめ。JRの切符から宿泊するホテルや旅館を1度の申し込みで取れのでとっても便利なのでこういった面でもおすすめです。
さらには、列車指定、日付指定された旅行パックを選ぶことで安くなることもあります。(ただし時間変更できない)
また、JR東日本、JR東海、JR西日本ではグループ系列の旅行会社があり。各社でもJR+宿泊プランを設定。
JRグループの旅行会社のメリットとして各JRのポイントシステムと連携している場合が多く、貯まったポイントはグリーン券や乗車券などの各JRグループの店舗等で使用することができます。
また1人から利用できるのでJR+宿泊の旅行パックは、旅行以外にも出張でも活用できるのでおすすめです。
おすすめの旅行代理店
びゅうトラベル(JR東日本系)
JR東日本系列のびゅうトラベルは、北は北海道、南は京都、大阪、兵庫などの関西の旅行商品も扱っています。予約日は最短前日まで可能。また、購入金額に応じてJR東日本の乗車券類、グループ内で店舗で使えるJREポイントがたまります。
出発駅はJR東日本エリアに限られるので注意が必要です。
東京近郊や東北、新潟、長野出発の旅行は、びゅうトラベルサービスがおすすめです。
自分で旅行ツアーをつくれる!
東海ツアーズ(JR東海系)
JR東海系列の東海ツアーズは、東海道新幹線沿いの旅行パックが多く、大阪、名古屋東京などの大都市の駅が多くあることから日帰り旅行の設定が多いです。
出発駅は東京、品川、新横浜、小田原の首都圏駅の他、静岡、関西など主にJR東海区間が対象
東海ツアーズで申し込むと旅行の金額に応じてツアーズポイントがたまる。100ポイント100円として旅行商品の購入の50%に使用可能。
東海道新幹線・日帰りツーアも多くある
日本旅行(JR西日本系)
国内旅行ブランド「赤い風船」を代表としたツアーを販売。新幹線だけでなく航空券やバス券が含まれる旅行パックも多く販売しており、旅行地の種類はJR系列の旅行販売会社としては一番多いです。
出発駅は全国どこの駅でも可能。ただし、出発する駅によって行ける旅行商品が変わります。
日本旅行は楽天トラベルと提携しており、楽天トラベル経由で日本旅行(JR+宿泊プラン)で申し込むと楽天ポイントがたまります。
国内旅行ブランド「赤い風船」
6. 金券ショップ
定価の切符より安く買える。回数券を1枚単位で購入できる。しかし、価格は地域差。前もって購入しておく必要がある。欲しい切符があるかどうか不透明
乗車変更~間違って買ってしまった・出発時間を変えたい~
切符を間違って買ってしまった事に後々気づいた!、予定が変わって出発時間が変えたい!そんな時に乗る予定だった列車を変える切符の乗車変更をすることができます。
指定席特急券は、購入時の指定列車(出発時刻)を1回に限り変更することができます。変更方法は紙の切符かチケットレスのeチケットで異なります。
切符の時間変更方法
紙の切符
みどりの窓口or自動券売機で変更可能
eチケット
申込ページより可能(JR各社で異なり、発車時刻の6分~4分前まで)
紙の切符、2回目は、払い戻し後に再度購入、えきネットのトクだねなどの時間や列車を指定しているものは変更不可
eチケットは基本的に出発前であれば何回でも変更可能ですが、特典対象商品は1回までなど回数制限がある場合があります。
払い戻しをする場合
払い戻しはみどりの窓口で行うことができます。旅行が中止になってしまった、乗車変更が2回目だなどの理由で、購入した切符をキャンセルする場合、手数料を払って払い戻しをすることができます。ただし、列車が2時間以上遅れた場合や運休となった場合は手数料なしで払い戻すことができます。
手数料
通常の払戻しにかかる手数料は下記の通りになります。
普通乗車券 回数乗車券 定期券 急行券 自由席特急券 特定特急券 自由席グリーン券
手数料220円(使用開始前に限る)
立席特急券
手数料220円(出発前に限る)
指定席特急券 指定席グリーン券 寝台券 指定席券
・列車出発日の2日前まで:340円
・出発日の前日から出発時刻まで:支払った運賃・料金の30%、ただし最低340円
2時間遅れの場合に手数料無料
天候不良や車両故障などによる2時間以上の遅延は切符の払い戻しができます。状況によっては全額払い戻しにならないので注意が必要です。
特急券分は全額返金、乗車券分は乗った分を差し引いて返金されます。
通常の払戻しは手数料がかかりますが、2時間遅れの払い戻しは手数料が無料となります。
ただし、クレジットカードで購入した場合はクレジット会社によって返金方法が異なります。
遅延による払い戻しを受ける場合は、改札にいる駅員から遅延証明書をもらい、みどりの窓口で払い戻し手続きを行います。
なお2時間遅れの払い戻しの有効期限は1年間有効。
新幹線が遅れているときの、みどりの窓口は、とても混みあっているので払い戻しは後日、空いている時間帯に最寄りの窓口で払い戻してもらいましょう。
払い戻しは全国どこのJRの窓口でも可能です(例;JR東日本エリアの仙台で買った切符を、JR西日本エリアの窓口で払い戻し可能)
また旅行代理店で購入した切符も、同じ条件で払い戻しすることは可能です。
特急券全額払い戻し:特急料金は、速達移動に対する料金なので2時間遅れの場合は全額返金となります
乗車券は乗った分を差し引いて返金:乗車運賃は、目的駅までの移動に対する運賃なので、移動した分の運賃を差し引いて返金となります。なので、どんなに時間がかかっても、目的駅までたどり着いたら、乗車券分は返金されません。