2022年3月12日のダイヤ改正から山形新幹線が全車両の指定席車両へと変更されました。これにより山形新幹線の自由席が廃止となりました。この変更に合わせて、ミニ新幹線独特の複雑な特急料金体系がわかりやすくシンプルに変更となりました。
元々は、山形新幹線「つばさ」の11号車から17号車の7両編成の内、11~15号車が自由席でしたが、7両すべてが指定席へと変更されました。これは、「自由席に座るために長時間並ぶ不便さ」「始発駅に近いほうが座れる不公平感」「当日までの席の確保が不確実」これらの課題に対するサービス変更のようです。
さて、山形新幹線の指定席化と料金体系の変更で、高くなるのか?安くなるのか?
結論、今まで指定席を利用していた人は料金は値下げに、自由席を利用していた人は、おおよそ指定席分の値上げになります。下記にて詳しく解説していきます。
特急料金について、ダイヤ改正前は、新幹線と在来線の区間をまたがっての利用(新在特急料金)と在来線区間のみの利用(A特急料金)で料金体系が異なっていました。今回の改定でこれらの料金形態を一つに共通化されました。
新幹線と在来線にまたがっての利用の場合、[新幹線の座席指定の料金]+[在来線の指定席]が指定席料金でしたが、[新幹線の座席指定の料金](通常期の場合530円)のみになりました。
また、特急料金は、新幹線にまたがった利用でも、在来線のみの利用でも特急料金は統一されました。
在来線区間のみの利用の場合、座席を指定しなければ、通常期の料金からー530円で利用することができます。
東京~山形駅で「以前の自由席利用」と「現行の指定席料金」で比べると+810円となります。「以前の指定席料金」と「現行の指定席料金」で比べるとー100円になります。そのため、今まで指定席を利用していた人は料金は値下げに、自由席を利用していた人は、値上げになります。
詳しい説明はJR東日本のプレスリリースで発表されていますのでご参照ください。
JR東日本ホームページより
自由席車両であれば、幼児は運賃が無料です。全車指定席の場合、料金はどうなるのか?
切符のルール上残念ながら、席に座らせる場合は、料金を払う必要があります。膝の上に乗せるのであれば、今まで通り無料になります。しかし、指定席を取る場合は、小児料金(大人の半額)での乗車券+指定席特急券が必要となるので注意が必要です。
新幹線における幼児の小児料金について、詳しくは下記ページをご参照ください。
幼児は新幹線の空席に座らせていいの?有料?無料?正直、今回の改正は、値上げの面が大きいと感じました。しかし、以前の自由席利用の料金より安く買う方法があります。
それは、限定割引商品の”えきねっとトクだ値”を”新幹線eチケット”で購入すると安い価格にすることができます。えきねっと会員限定、列車・席数・区間限定の割引きっぷになりますが、通常価格11,450円が、eチケット料金から10%割引となり、10,110円で購入することができます。
また、”お先にトクだ値”の場合だと、eチケット料金から30%割引となり、7,860円で購入することができます。(2022.3.13現在)
さらにJREポイントを提携すれば、購入料金の2%が還元されるので、さらにお得に購入することができますので、山形新幹線を利用する際には、ぜひ活用してみてください。
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