新幹線で使っていいコンセントと場所‐JR東日本・JR北海道編‐

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最近の新幹線には、スマートフォンやノートPCなどのモバイル端末の充電器に使用できるコンセントが座席付近に設置されています。コンセントの設置個所は、最近製造された新幹線車両であれば、全席に設置されていることが多いです。少し前の車両であれば、窓側の席や、車両最前席、最後部席の後部に設置されており、さらに古い新幹線の場合、設置されていない場合もあります。

こんな疑問を解決します。
  • 新幹線で使っていいコンセント
  • 客室内の設置コンセントのスペック・詳細
  • JR東日本の新幹線車両のコンセント設置状況
  • 東北・上越・北陸・山形・秋田新幹線の車両のコンセント設置状況

新幹線車内には、乗客が使える客室コンセントと、清掃員や係員が使う業務用のコンセントが備わっています。業務用コンセントは、お客さんは使えなく、万が一使ってしまった場合、業務用コンセントのため、不安定な電力が出力され故障につながる恐れがあるので注意が必要です。

客室コンセント(使用可)

新幹線には、下記の写真のようなコンセントが座席付近に設置されています。多くは、窓際の席や最前席、最後尾の後ろ側に設置されおり、全席設置車両の場合、前方の収納テーブルの下に設置されています。コンセントの能力的に、たこ足配線で複数の端末を充電することには向いていないので、充電するときには1つひとつ充電するようにしましょう。

出力電圧AC100V(交流100ボルト)
出力電流2A(2,000mA)
出力電力200W
周波数60Hz
新幹線のコンセント仕様

最近のスマートフォンは高速充電に対応している使用電流が2A(2,000mA)のことが多いので、複数同時充電はお勧めできません。充電するときにはたこ足配線で増やすことなく1つひとつ充電することをおすすめします。

業務用コンセント(使用不可)

新幹線や在来線の車両の中には、清掃員や係員さんが、掃除機使用等の業務で使用する業務用コンセントが設置されている場合があります。通常のコンセント差込口と変わりませんが、掃除機の使用を考慮した設計になっているので家庭用コンセントのように安定的な電力が出力されていません。そのため、スマートフォンやノートパソコンの充電に使用すると故障する恐れがあります。

また、JR各社では、お客さんが業務用コンセントの使用することを認めていません。そのため使用していると、乗務員や警備員から使用中止を求められます。

各新幹線に設置されているコンセントの場所

東北新幹線・北海道新幹線

E5系/H5系(はやぶさ/はやて/やまびこ/なすの)

東北新幹線及び北海道新幹線を走るE5系とH5系のコンセント設置個所は、窓際(A席・F席)、最前列席の前側、後部座席の後側、グリーン車全席に設置されています。ただし、製造が新しいE5系編成やH5系編成は、全席にコンセントが設置されています。

E6系(こまち/はやぶさ/やまびこ/なすの)

東北新幹線・秋田新幹線を走るE6系のコンセント設置個所は、窓際(A席・F席)、最前列席の前側、後部座席の後側、グリーン車全席に設置されています。

E2系(やまびこ/なすの)

東北新幹線・秋田新幹線を走るE2系のコンセントは、客室にコンセントは設置されていません。1部の編成にコンセントが、窓際(A席、E席)に設置されている編成がありますが、その編成数は少なく、狙って乗ることは難しいです。

E3系(つばさ/なすの)

東北新幹線・山形新幹線を走るE3系のコンセント設置個所は、窓際(A席・F席)、最前列席の前側、後部座席の後側に設置されています。しかし1部の編成にコンセントが、されていません。そのコンセント未設置の編成数は少なく、山形新幹線を走る全15編成中3編成となっています。

上越新幹線

E7系(とき/たにがわ)

上越新幹線を走るE7系のコンセント、全席に設置されています。

E2系(とき/たにがわ)

上越新幹線を走るE2系のコンセントは、客室にコンセントは設置されていません。1部の編成にコンセントが、窓際(A席、E席)に設置されている編成がありますが、その編成数は少なく、狙って乗ることは難しいです。

しかし、上越新幹線のE2系は減少傾向であり2022年度末には、全数引退予定となっています。

北陸新幹線

E7系(かがやき/はくたか/あさま)

上越新幹線を走るE7系のコンセント、全席に設置されています。

秋田新幹線

E6系(こまち)

秋田新幹線を走るE6系のコンセント設置個所は、窓際(A席・F席)、最前列席の前側、後部座席の後側、グリーン車全席に設置されています。

山形新幹線

E3系(つばさ)

山形新幹線を走るE3系のコンセント設置個所は、窓際(A席・F席)、最前列席の前側、後部座席の後側に設置されています。しかし1部の編成にコンセントが、されていません。そのコンセント未設置の編成数は少なく、山形新幹線を走る全15編成中3編成となっています。