JRでお得に切符を買う方法をまとめました。旅行日程や、同行する人数、日帰りなど。条件によって安く切符を手に入れる方法は異なりますので参考にしてみてください。
- JR切符をお得に買う方法まとめ
- 切符のお得な買い方
- チケットレスの購入方法
- 宿泊とJR切符代コミの旅行プラン
- 意外と知られていない割引方法
- 青春18きっぷについて
JRきっぷ+宿泊セットプランがお得
宿泊込みの旅行であれば、JRきっぷ+宿泊がお得でおすすめです。新幹線移動で、宿泊のある旅行であれば間違いなくこのセットプランがおすすめ。
鉄道会社ならではの旅行商品を販売する旅行代理店
JR東日本、東海、西日本などの鉄道会社では系列のツアーパッケージを販売する旅行代理店を持っています。車掌体験や、車両基地での撮影会、乗車列車を限定したお得な切符など鉄道会社ならではの旅行商品が、数多く販売されています。
また、各JRグループのポイントシステムと連携している場合が多く、そのポイントはグリーン券や乗車券などの各JRグループの店舗や次回の旅行での料金支払で使用することができます。
別な使い方としてJR+宿泊の旅行パックは、旅行以外にも出張でも活用できるのでおすすめです。
びゅうトラベル
JR東日本系列のびゅうトラベルは、北は北海道、南は京都、大阪、兵庫などの関西の旅行商品も扱っています。予約日は最短前日まで可能。また、購入金額に応じてJR東日本の乗車券類、グループ内で店舗で使えるJREポイントがたまります。
出発駅はJR東日本エリアに限られるので注意が必要です。
東京近郊や東北、新潟、長野出発の旅行は、びゅうトラベルサービスがおすすめです。
自分で旅行ツアーをつくれる!
東海ツアーズ
JR東海系列の東海ツアーズは、東海道新幹線沿いの旅行パックが多く、大阪、名古屋東京などの大都市の駅が多くあることから日帰り旅行の設定が多いです。
出発駅は東京、品川、新横浜、小田原の首都圏駅の他、静岡、関西など主にJR東海区間が対象
東海ツアーズで申し込むと旅行の金額に応じてツアーズポイントがたまる。100ポイント100円として旅行商品の購入の50%に使用可能。
東海道新幹線・日帰りツーアも多くある
日本旅行
国内旅行ブランド「赤い風船」を代表としたツアーを販売。新幹線だけでなく航空券やバス券が含まれる旅行パックも多く販売しており、旅行地の種類はJR系列の旅行販売会社としては一番多いです。
出発駅は全国どこの駅でも可能。ただし、出発する駅によって行ける旅行商品が変わります。
日本旅行は楽天トラベルと提携しており、楽天トラベル経由で日本旅行(JR+宿泊プラン)で申し込むと楽天ポイントがたまります。
国内旅行ブランド「赤い風船」
近畿日本ツーリスト
近畿電鉄系列の近畿日本ツーリスト。私鉄系列ですが、JR+宿泊プランも販売しており、各JRグループのような出発駅に縛られることはなく旅行商品を選ぶことができます。
国内旅行ブランド「赤い風船」
その他の旅行会社
鉄道会社以外の旅行代理店でもJR+宿泊のセットプランを販売しています。
JTB
国内最大級の旅行代理店JTB。JR+宿泊の旅行パックを販売しています。また、JR東日本のびゅうトラベルサービスと同じくように新幹線・JRとホテルを自由に組み合わせできるダイナミックパッケージJTBMySTYLEを販売しています。JR以外にもバスや航空券付きの旅行商品を販売しているので、比較して購入するにはいい旅行会社です。
全国販売している会社なので、JR系列の旅行会社のように出発駅の制限はありません。
国内旅行ブランド「赤い風船」
楽天トラベル
国内外の旅行商品を販売している楽天トラベルですが、JR+宿泊の旅行パックは日本旅行を経由して注文することができます。日本旅行と同じ旅行商品になりますが、楽天ポイントが付与されるのでそこが最大のメリットになります。
楽天ポイントがたまる!
JRネット予約きっぷ
JR東日本、JR東海、JR西日本、JR九州では、きっぷのネット予約販売を行っており、宿泊を伴わない場合は、JRネット予約きっぷで購入した方がお得です。各JRでは、ネット予約限定の割引を実施しています。また、ネットでの予約システムがない、JR北海道、JR四国についても他のJRのシステムと提携しており、提携しているJR同士であれば、ネット予約しすてむで、きっぷを事前予約することができます。
えきねっと
JR東日本では、関東甲信越や東北、JR北海道を走る新幹線や特急列車のきっぷ購入のためのネット予約サービスとして「えきネット」を展開しています。特徴として、えきねっと限定の割引きっぷ「えきねっとトクだ値」や20日前までの申込みで半額になる「お先にトクだ値スペシャル」商品も販売されています。また、購入金額に応じてJREポイントが付与され、切符やSuicaチャージの他、JR東日本グループの店舗等でポイントを使えるのでとってもお得です。
また、Suicaなどの交通系ICで新幹線改札を通過できるチェットレスサービス「eチケット」も実施しています。そのため窓口や券売機での、きっぷ発行が不要なので旅行当日は待ち時間なしで旅行することができます。
JR東日本・JR北海道エリア
JR東海 ネット予約 スマートEX・EX予約
JR東海は、東海道・山陽新幹線(東京~博多間)に2つのネット予約サービスを展開しています。スマートEX・EX予約があり、スマートEXは、年会費無料で、駅窓口での発売額とほぼ同じ価格ですが、特急乗車券の事前予約やSuicaなどの交通系ICを使って新幹線改札を通過するチケットレス乗車が可能となっています。またJR東日本と同様にEX早特21など、早めのチケット購入で安くなる商品が販売されています。
EX予約は、年会費1100円かかりますが、特急乗車券の事前予約はもちろんのこと、新幹線切符が会員価格と早割、グリーンプログラム(ポイントがたまると普通席料金でグリーン席にのれる特典)など会員限定の特典を受けることができます。またEX予約専用カードでチケットレスで新幹線に乗車することができます。
年数回、東海道・山陽新幹線に乗る場合はEX予約の会員の方がお得です。
東海道・山陽新幹線(東京~博多間)
JR西日本 e5489
JR西日本でも、列車や区間、利用期間を限定したトクトクきっぷを設定しています。また、JR東日本・東海と同じように早割も設定されています。
新幹線チケットレスサービスは、在来線や新幹線で展開しています。しかし新幹線については北陸新幹線のみとなってお。、山陽新幹線ちついてはJR東海で行っているスマートEX・EX予約で申し込むことができます。
紙の切符であれば、山陽・九州・北陸新幹線の切符でもe5489にて事前予約することができます。また受け取りは、券売機やみどりの窓口にて受け取ることができます。
JR西日本区間の在来線や北陸新幹線
JR九州インターネット列車予約
九州・山陽新幹線を中心にJR九州・JR西日本の特急列車のきっぷをインターネットで予約できます。購入金額に応じてJRキューポというJR九州グループの販売店や加盟店で使用できるポイントを貯めることができます。
JRキューポをためるなら!
Suicaなどの交通ICカード
JR東日本区間や関東私鉄の路線を利用する場合。紙のキップは、消費税分の1円単位は切り上げて、運賃・料金を徴収しています。
しかし交通系ICを利用する場合は、切り上げされることなく1円単位での徴収になるので、切り上げ分お得に乗ることができます。
JR北海道やJR東海、JR西日本、JR九州、JR四国、その他私鉄については、紙の切符=交通系ICの料金になっているいます。
営業キロが長い乗車券
乗車券の料金体系は、営業キロ(電車に乗る距離)が長いほど、乗車距離単位あたりの、乗車券の運賃が安くなる仕組みになっています。
そのため、途中下車を伴う旅行であれば、途中下車駅で分割した二枚の切符でなく、出発地から目的地までの乗車券1枚の方が安くなり、乗り降りが可能な期間も伸びるのでお得です。
詳しくは下記の記事を参考にしてください。
往復乗車券
往復乗車券は片道の営業キロが601キロ以上あれば、「ゆき」、「かえり」の乗車券がそれぞれ1割引。購入する区間が601キロを超えていなかったとしても、少し乗降駅を伸ばすことで往復割引に適応される場合があるので営業キロが601キロ付近の場合は、降車駅を変えて往復割引で安くなるかは要確認です。
乗車券の営業キロは、他のJRをまたいだとしても合算したキロで計算されます。
詳しくは、下記の記事を参照してください。
団体割引
団体割引は、8人以上が同じ工程で一緒に乗車する場合に割引が適応になります。
普通団体(学生団体以外)で、30人以下の場合、日程にもよりますが10%か15%引き。
学生団体であれば、指定学校の学生・生徒・児童・園児8人以上がその学校の教職員に引率されて旅行する場合に限り、中学生以下:50%引き、小学生以下:30%引教職員、添付人:30%引となります。
普通団体であれば、人数さえそろっていれば、家族や友達でも利用可能です。
詳しくは下記記事を参照してください。
回数券
同じ区間で運賃10枚分の金額で11枚の普通回数乗車券を購入することができます。1枚分無料になるので、同じ区間を繰り返し利用する場合にお得です。
なおJR東日本は、普通回数乗車券の販売を9月30日をもって終了。その代替えとして、同じ区間を一定数超えるとJREポイントが付与されるようになります。
なお身体障害者割引や知的障害者割引、通学用割引の普通回数乗車券は引き続き販売されます。
青春18きっぷ
利用期間と発売期間が限定Sれ多普通車自由席が5回(人)乗り放題になる切符です。名前が青春18きっぷですが、18歳未満でも18歳以上でも購入することができます。
購入単位は、1券片5回(人)分。
1回(人)分で、戻る行路でなければ途中下車可能。実質、全JR区間内で1日中乗り放題の切符です。
ジパング倶楽部や大人の休日会員などの会員制割引
60歳以上など、年齢制限ある会員制度。会員限定割引を初めとして、JRグループ内でワンランク上の特典が受けられるサービスです。JR内でのサービス内容は多岐わたり、新幹線や在来線以外にもホテルなどの割引も含まれます。
株主優待券
JR東日本、JR東海、JR西日本、JR九州が行っている株主優待制度で保有株数に応じて、運賃・料金を1枚につき1回割り引ける株主優待券を貰えます。
運賃・料金の割引率はJRによって異なり、各JR毎の割引率と条件は下記となります。
JR株主優待券割引
- JR東日本40%引き(片道)
- JR東海10%引き(片道、2枚使えば20%引き)
- JR西日本50%引き(片道)
- JR九州50%引き(片道)
他にも、各JRグループのホテルやエキナカで使える割引券も貰えます。
学生割引
学生専用の割引。JRから指定を受けた中学・高校・大学・専修・各種学校の学生・生徒で、利用区間の片道の営業キロが101キロメートル以上ある場合、運賃が2割引となります。なお,割引後の10円未満は切り捨てとなります。
学割を受けるためには、学校が発行する「学生・生徒旅客運賃割引証」を発行する必要がある。
金券ショップ
定額より安く売っていますが、販売場所(人が多い東京など)によって料金が異なります。青春18きっぷなど、回数券のみの販売で1枚だけ欲しい時に活用するといいかと思います。