改札でたまに聞こえるピヨピヨ音の正体とは
どこからともなく聞こえてくる駅の自動改札で聞こえてくる「ピヨピヨ」音
その正体は、こども用として発行されているSuicaやPAUMOなどの交通系ICカードのタッチ音でした。
こども用交通系ICカードは小児料金で使用できるので、
駅員さんが、どのカードでタッチしているか分かるように改札からピヨピヨ音出すことで、こども用交通系ICカードかどうか識別しています。
悪い例:
こどものSuicaだと料金安いから使っちゃえ!
(あれ?大人なのに”ピヨピヨ”ってなったな・・・)
お客様、ICカードを確認させてもよろしいでしょうか?
へっ?(なんでわかった!?)
というふうに、自動改札のピヨピヨ音は不正乗車を防ぐための対策の1つとなっています。
他にも、駅員さんのこどもの見守り的な意味合いもあるかもしれませんね。
ちなみに不正乗車は、鉄道営業法違反で逮捕され、今までの不正も含めて正規の運賃の3倍を罰金として鉄道会社から請求されます。
JRでは大人、小児、幼児、乳児を下記の通りに分けています
区分 | 年齢区分 | 乗車券 | 特急券・急行券 指定席券 |
大人 | 12才以上の者 | 大人料金 | 大人料金 |
小児 | 6才以上12才未満 | 小児料金(半額) | 小児料金(半額) |
幼児 | 1才以上6才未満 | 無料 ※大人1人に対して同伴の幼児2人まで (3人目以降は小児料金) | ・幼児分の席を確保する場合 ・幼児が単独で旅行する場合 →小児料金(半額) |
乳児 | 1才未満 | 無料 | ・乳児分の席を確保する場合 →小児料金(半額) |
参考:https://www.jreast.co.jp/kippu/06.html
いちいち、自動券売機やみどりの窓口に行って小児用切符を買うのは面倒くさいですよね。かと言って通常の交通系ICカード(Suica,PASUMOなど)を使用すると、大人と変わらない料金になってしまう・・・
そんな時、こども用交通系ICカードがあれば改札にタッチするだけで、上記の小児料金で交通系ICカードから差し引かれます。
また、小児料金の切符投入の場合でも改札から小児料金を示す「ピヨピヨ」が改札から鳴ります。
〇こども用Suicaで改札にタッチした時
〇小児料金で購入した切符を改札に入れた時
こども用交通系ICカード(Suica,PASUMOなど)はみどりの窓口にて購入できます。
購入時に、子供の保険証などの身分を証明すものが必要になります。
なお、こども用交通系ICカードは自動券売機での購入はできませんので、ご注意ください。(普通の交通系ICカードは発行可能)
こども用交通系ICカードの対象年齢は小学生(6歳から12歳)で、小学校入学~小学校卒業年の3月31日までが使用期限です。
使用期限が過ぎると使用できなくなりますが、引き続き大人料金でそのカードを使用したい場合は自動券売機や窓口などで手続きをすればカードを使用することができます。
ちなみに小学校に入学するまでは、6歳になっても幼児として扱います。
〇みどりの窓口で購入可
〇購入には保険証などの、身分証明が必要
〇対象は小学生(6歳から12歳)
〇有効期限は、卒業年の3月31日まで
〇小学校にに入学するまでは幼児として扱う
参考:https://www.jreast.co.jp/suica/howtoget/mysuica.html
こども用交通系ICカードを利用している場合、有料ですが下記のようなサービスがあります。
まもレールは、保護者へ「通過時刻」「利用駅」「チャージ残額」を知らせするサービスです。
対象は、小学生、中学生、高校生
月額は550円で二人目以降は+110円
利用可能カードはSuica、Pasmo
対象駅は東京近郊(埼玉、神奈川、千葉を含む)エリア内のJR東日本、東京メトロ、都営交通が管轄する駅
子どもが駅を利用したときの情報が知れるので、保護者として安心できるサービスとなっています。
塾や、部活が増えてくる小学生、中学生、高校生では、帰ってくるのか、ちゃんと行っているのか不安になりますよね。
かといって干渉しすぎるのも、年頃の子供には嫌がられる・・・
そんな不安を解消してくれる”まもレール”ぜひ使ってみてはいかがでしょうか?